2021年7月14日-8月8日。
青山スパイラル『女優顔』 富取正明写真展
14日より始まった青山スパイラルの女優顔に行って来ました。
初日始まって直ぐ、仕事前に寄って来たと言うのがあっているかもしれない。
スパイラルは向田邦子展以来。
表参道駅B3出口を出て渋谷方面へ徒歩1分くらいの直ぐのところ。初日の今日は風がやさしくて幟は終われていなかったので、パシャリと撮った。
スマートフォンで手軽に写真を撮れるようになってからアングルに拘らずに漫然とシャッターを切ることが増えたなと思う。
先ずは目的の写真集を購入して中に進む。受付から少しだけ左に寄って吹き抜けのホールの方向を見ると戸田さんとその隣の川口春奈さんと目が合った。展示順の意図は分からないけれど、この展示のメインはこの二人なのかなと思った。
ほのかに暗いメインホールまでの通路が大奥に進む回廊のような感覚を受ける。初手は確か菜々緒さんで、メインに入る手前は大島優子さんだった。
真正面からのアングルなのに厳かにお辞儀をされているような感覚になって少し背筋を伸ばして進んだ。
スパイラル通路のある吹き抜けのホールは、曇りだったからか淡い白っぽい光に包まれていた。その光のある中心をぐるっと囲むのは、広瀬すずさん、戸田さん、川口春奈さん、有村架純さん、香里奈さん、臼田あさみさん、中条あやみさん、山本美月さん、福原遥さん、広瀬アリスさんの10人で戸田さんだけが後ろに髪を纏めていたので目を惹いた。
そういえば、このポートレートはたぶんこのときのものなんだろうな。
コンセプトは役を脱いだとき、女優は自分を曝け出すか、演じるかと言うものだったと思うのだけれど、戸田さんはきっと自分を表現することを模索している人だと思う。
でもその立ち居振舞いは凛としていて、清楚で、可憐で、淑やかで、剛柔で、、、と挙げればきりがないほどの表情を包含していてそこがわたしにとっての戸田恵梨香と言う役を脱いだ時の個の魅力なのかもなと思った。
しばらく立ち止まって見て、癒しを貰いました。
海外から始まったこの展示が日本で一度の延期を経てきちんと開催されたことがただただ嬉しい。
けれど、東京だけではなく関西、北海道、九州でも開かれるといいと願っています。
立ち寄れる機会があれば是非、寄ってみてください。
