この街の命に 完成披露試写会

3月20日16時半開映 スペースFS汐留
完成披露試写会に行ってきました。
開映前挨拶だったのですが、終わった時間を考えると大体30分くらいはお話をされていたのではないかなと思います。
登壇者は告知のあった3人だけではなく、緒方明監督、岡山天音戸田恵梨香加瀬亮黒田大輔、篠原篤(並び順,敬称略)の6名でした。
登壇するとともに戸田さんへの声援で
戸田さんは結構苦笑気味。重たいテーマでもう少し慎重にして欲しかったのだろうなとそんなことを考えました。
声援は有難いだろうけれど、やっぱりTPOはあるなと。

加瀬さんからの挨拶で始まって、加瀬さんは慎重に言葉をその場で選んでいて考えていなかったんかいとか思ったんですけど、戸田さんもそうだったかも(笑)すっごい何度も詰まって言いたいことは決まってはいたんだろうけれど、そこへ繋げるプロセスがなんかいつもよりも長かった気がします。
世の中は当たり前だけれど単純に楽しんで下さいと言える作品ばかりでなくて、今回ふたりが選んだ作品はそれなんだなと思いました。
一通りの挨拶が終わり、WOWOWアナウンサーからの質問コーナーへ。
加瀬さん→戸田さん→岡山さん→黒田さん→篠原さん→監督→加瀬戸田(セット)→監督→加瀬さんな順だった気がするんですが、記憶がなんかないです。
加瀬さんの最初の質問での答えと戸田さんの答えにすっごいなんか考えてしまったのかも。
加瀬さんは実際動物愛護センターの職員にどんな仕事ですか、と聞いて片手で撫でて片手で処分する仕事だよと言われたそうです。役を演じる為に必要な質問が不用意に傷つけたのではないかと考えたのではないかなと思えました。戸田さんは処分の現場もすべて見たと言っていて、言葉にならない感情を未だ持て余しているようでも合って、役に向き合うふたりの姿勢が垣間見えたと言うか、お互いストレートに正面からぶつかっていったんだなと考えるとこの作品に対していかに真摯だったんだろうとすっごい考えてしまいました。
はっと意識を取り戻したのは、言葉に詰まる岡山さんの背を戸田さんが叩いたときでした。後押しと言うか、戸田さんの背中トントンはやられてもいないのになんであんなにパワーを持っているんだろう。

そして、覚えている唯一の、ふたりのやり取りで、
「全面的に信頼」
がありました。
この言葉を、加瀬さんから戸田さんではなくて、戸田さんから加瀬さんへ向けられたのが、加瀬さんが+actでもWOWOWの公式インタビューでも言っていたことが、この完成披露と言う場で返って来たのがとても幸せでした。
ほんまに、ほんまにありがとう。

もう、なんかレポにすらなって居ませんが、ほんまに幸せな時間でした。

作品に関してはまた後日書き留めたいです。