俺の家の話 第6話

第6話を見た。
面白かったし、笑えるし、ほんわかするのになぜかすごく胸に詰まるんです。

「幸せにしてやれなかったんだよ」
と、嘆く寿三郎に
「不幸だなんて決めつけるな」
と、言う寿一は無意識下で自分に言っているのかなと考えてしまった。
直ぐに「幸せに見えますか!?」と、言われていたし、サラッと笑いに変わっていたけれど、すごく大事な言葉だなと思いました。

あと、さくらの
「家族だから割り切れないんじゃないですか」
って、寿一にとってはすごいタイミングの言葉だなぁと思います。さくらもあの境遇だからこそ、家族に対しての憧憬を強く抱いていると思うんですけど、それをどうしたら割り切れるんですか?と、聞かれたら割り切れないって本音で返すしかないなと。
でもそれを寿一はアドバイスとして聞いちゃうんですよね。ならその話題こそ割り切ってしまって、もうそんなことより抱っこして下さいって言いたくもなるよなと、思ったり。

もう、なんだかいろいろもどかしかったりして、でもなんか、うん。浅く構えていたら直ぐに深い思考に持っていかれそう。
そんなドラマだな。

誰かがクドカンは悲劇を喜劇で表現すると言っていたけれど、なんと言うか、この人はリアルな肩の荷をこんな持ち方もあるんじゃない?ってヘラッと笑う人なんだろうなって最近は思います。