俳優 亀岡拓司 初日舞台あいさつ

2016年1月30日(土)
ユナイテッドシネマ豊洲 12時15分開映
日舞台挨拶(上映後舞台挨拶付)
俳優亀岡拓次を観てきました。

ふとした拍子か追い詰められたときか、はたまたなにごともない日々を送っているときか。どこかは分からないけれどふとしたことでこの映画で放たれた台詞をランダムに思い出しそうだなと漠然と考えました。
思い出したときにどの場面でも「いま、ここでかよ」と思いそうでもあります。
日常に寄り添う作品ではないのに不思議と近くに居そうな作品と言うか。
少し中毒性があるのかもしれない。

事前情報なしに見に行って、もう少し麻生久美子さん演じる安曇(あずみ)に不器用ながらに恋をしていく話なのかなと思っていたんですが、たまたま居合わせたときに流れたニュースで現実的ではない「社交辞令(約束)」を交わして、それを動物的に遂行しただけなような気がします。社交辞令でも約束は約束と。

映画を思い出そうとするとなぜか過去の自分が出て来るんですけど、約束と言うワードが頭にこびりついてしまったいま、わたしが思い出したのは小学校の話です。
松葉杖生活があって、そのときに学校の階段登るのにランドセルが邪魔だから友達が朝迎えに来てくれると約束してくれたんですが、階段下で待っていてもずっと来ないンですよね。仕方ないから頑張って登って教室入ったらその子はいてあっさり忘れていたとか言うンです。あれ切なかったな。明日は忘れないからと言われてまた待っても反故されて(笑)口惜しくて一ヶ月はその子と口きかなかった気がします。
だから、安曇はそうと思っていないだろうけれど、亀岡が約束通り現れたときすごく羨ましくて妬ましくもありました。

それでもって脇豪華だなぁ。
マネージャーの声だけの出演で工藤夕貴さんがいるのとか。テロップであっ!ってなりました。
横浜聡子監督の前作の長編にも工藤夕貴さんは出演されていましたよね。縁がある人なのかもなぁと思いました。

あと、宇野祥平さんが宇野ちゃんと劇中で呼ばれたときに本人役かと思ってしまいました。
各所に配役も遊びがあって大作ではないけれど大事にしたくなる作品だなと思います。

舞台挨拶の様子はいろんなところでレポが上がるだろうから割愛しようかと思いますが、ユナイテッドシネマ豊洲のいちばん大きなスクリーンだったのでもうちょっと綺麗なお化粧して貰えばよかったね。と安田さんがぽつりと仰ったのがなんかすごく安田顕だなと思ったことだけ報告しておきます。

以上。