TimeOutLONDON

続々とロンドン公演のレビューが上がってきていておっかけるので精いっぱいですけど、TimeOutのもネットで観れるようになってついさっきまで一生懸命読んでました。
以下地味にネタバレしているので興味のある方だけどうぞ。
春琴の幼少期は人形と言う状態なので、たぶん人形=深津さんとしては見ていないのでしょうね。
人形の声を出し操作している後ろの女優が成長をした姿にスイッチした瞬間が違和感なくスムーズでと言うニュアンスのことがレビューに書かれていて、静かで厳かな雰囲気であるものの英国人に受け入れにくい性動が描かれている為総じて評価するのが難しい作品なのかなとそんなことを思います。
けれどサイモンの演出力は流石で日本文化として好まれる能や歌舞伎の要素が端々に感じられて且つ三味線と畳と言う小道具も手伝って内容は深く重いのですが幻想的な雰囲気が勝って知らずの内に呑みこまれて最終的にスタンディングオベーションにいきついているのかもしれません。

「慣例とは違う異例なものは受け入れられるまで時間がかかる」

誰の言葉だったかなぁ・・あ、ジョン・クリーズだったかも。春琴も去年のロンドン公演を経て今回の評価に繋がってきているのだろうなとそう思います。でもきっと現状維持だけでは済まない貪欲な演出家と努力家の女優のタッグなのだから見れば見るほど変わっていくのだろうなと思うのです。はい。

あー楽しみ!←結局これを言いたいんですよね。わたし。