ブロークンバックマウンテン

悪人のフィルターをかけてみると、めっちゃ祐一でした。
まぁ、ゲイの話なんですけどね。ゲイって言うと少し語弊があるんですけど人を信じる方法と愛する方法を知らなかった主人公が報われたようで報われない話でエンドロールを見て流れた涙が一体何の涙だったのかよく分からないくらい深い話でした。
私的に祐一とダブったシーンは下記。
最初に知り合ってポツポツと自分のことを話す様とか、自分にあたるところとか、キレちゃうとことか。
いちばんダブったところは最後の方。死んでしまった相手の遺品の中に思い出のシャツ見つけてそのシャツを抱きしめるんですが、その抱きしめ方が、ごめんなさい祐一が毛布を抱くシーンとダブって仕方なかったです。帰って来ない者への愛情が溢れ出す様と言うか。(祐一の場合、光代がちゃんと戻ってきますけど。)

李監督が意識したと言ってはいたけれど、や、ちょっと通い過ぎてびっくりでした。でも名作だと思います。