あの日のオルガン プレミア上映会

2019年2月4日 丸の内ピカデリー
あの日のオルガン 19時開映プレミア上映会に行って来ました。
板倉楓さんを見るのは夏以来で、あのときはとある大学の講堂で見ていてそのときは、わたしはその感想を言葉にしてフィルムコミッションの鳥居さんに「フィクションでみるべきなのか、記録映画として見るべきなのか分からなかった」と、そのほかにもいろいろ要約するとだいぶめんどくさい感想をぶつけたんですけど、あの日よりもいくつかの戸田さんのインタビューも読んだり、疎開保育について多少そのときの時代背景を調べて臨んだので、今回は楓さんが何に怒っているのかと言うのが幾らか分かったような気がします。
もう何回か見たらもう少し違う視野で見れるのかなと思えました。

今回は上映後に戸田さんが打ち上げを抜けて戻って来ると言うサプライズが合って、すごく長いこと質問コーナーも設けられていて幸せでした。いろんな人に見て欲しいと言う戸田さんの想いを載せておきます。

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以下、こっからは戸田さんに関してになるのかな。


これ、いろんな取材を受けていてもう発売されているかは分からないんですけど、戦争映画はずっと断ってきたという話が耳に残っています。
戸田さんは、いまの世代が、戦争という史実をきちんと伝えられる最後の世代だと感じていること、健ちゃんがまだ生きていられること、阪神・淡路大震災を6歳で経験していて、真っ赤に染まった空をいまも覚えていること、その空があったから演じられた場面があったこと、自分の言葉で噛み砕いて伝えようとしてくれていて、わたしはそれがすごく戸田恵梨香さんだなと思ったんです。
語彙力を喪うレベルに伝えられていないと思うんですけど、戸田さんの五感すべてでいろんな物事を見て、きっとわたしが思っている以上に考えて、それを、表現という形に出来ないかと模索している姿がきらきらしているのかなとか、あの姿勢が凛としてきれいな佇まいに繋がっているのかなと今日、改めて思いました。

ありがとう、ありがとう。
Thanks a million.

今日、自由に撮って下さっていいですよと、はじめての経験も出来て、戸田さんはこの小さな映画を伝えたいんだなと思いました。
拡散するような能力はないけれど、今日この日に見れたことをしあわせに思います。