ペタルダンス

見に行ってきました、先週。
安藤サクラさんが最近好きで見たかったんです。静かな映画そうだし、安藤さんが出る映画はいつもどこか静かに派手で激しい気がしていたのでこう淡々とした映画だったら落ち着いて見れるかなと。
そして、思った以上に淡々とした映画でした。
以下、感想。



ぺタルダンスって花びらのダンスのと言う意味だったんですね。
……一体どこに花びらの要素が!?
と、思いながら素子(安藤さんの役名)にはどこかで諦めて欲しかったなぁと思いました。
だって、みんな前向きなんだもんこの映画。

最後に風に乗ろうとするシーンがあるんですよ。かもめが羽の力で飛んでいるんじゃなくて風の力で飛んでいるだって本当かな?みたいな会話から風に乗ろうとし始めるんですけど、元々言葉が少ない映画なんですけど、聞こえるのは風と海の鳴る音だけで言葉は要らないのかもしれないけど、敢えてわたしはこのシーンで素子に諦めて欲しかったんです。

「やっぱ、うまく乗れないね。」

って一言を勝手に脳内保管してみました。
すっげーしっくりくる。そうか、こうしてみればいいのかと久し振りに納得しました。自分の言葉に。

この映画は女の子4人とも本当に何にも無いみたいに前向きなので、とっても痒いところに手が届かない感じがして逆にそれがいいのかもしれないです。