日本映画批評家大賞 第29回 主演女優賞

2020年6月15日夕方近くの発表でした。
日本映画批評家大賞 第29回 主演女優賞 戸田恵梨香殿。

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第29回 日本映画批評家大賞 キャプチャー
今年は新型コロナ肺炎による授賞式は開催されませんが、オタクにとっては念願の映画賞主演女優賞の受賞でした。
すごく、すごく、すごく嬉しい。
単純な言葉しか出てこないけれど、おめでとうと嬉しいが相俟って、感極まった。

戸田さんは、―――戸田恵梨香さんは映画賞には絡まないんだろうなと思っていたんです。
「駆け出し男、駆け込み女」のとき。
ノミネートすらされなかったときに原田監督が怒りのツイートをしていたけれど、そのとき何か大きな力が働いているのか、戸田恵梨香と言う俳優がTV俳優だと思われているのかどっちかなんだろうなと思ったんです。漠然と、じょごで獲れないなら、映画賞に今後絡むことはないのかなとずっと思っていたんです。
だから、だからなんです。本当にうれしい。
あの日のオルガン、最初の晩餐。
このふたつの映画のキーワードは「経年」だと思います。
どちらも長年の構想はあったけれど、形になっていなかったものが、形になった映画。
経年を重ねて日の当たる場所に出て来た映画。
それを照らしたのが戸田さんだと言うことを誇りに思います。
そして、戸田さんを照らしたのも「経年」だなと。演じていくことを重ねてきてまだ高みを目指す彼女は次にどんな芝居を見せてくれるんだろう。

楽しみでならない。
そう思います。

梅雨入りして雨続きだったけれど、雲の隙間を縫ったように快晴になった今日と言う日にこの発表を聞けて本当にしあわせです。
ありがとうございます。

そして、おめでとうございます。

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最初の晩餐 集合写真

絵本朗読

大丈夫、大丈夫。
手を取り合おう。
手をつなごう。
繋ぎ続けよう。

スカーレットのオールアップに戸田さんが伝えてくれた言葉と重なる絵本。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」 いとうひろし著の戸田恵梨香さんによる朗読を何度も聞き返している。
泣けてきてしまうだけではなくて、伝わって来る。
和やかに穏やかに、でも今を見てしっかりと。

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最初の晩餐 完成披露上映会(追記2019.09.28)

2019年9月15日新宿ピカデリー(シアター1)
最初の晩餐 完成披露上映会に行って来ました。

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上映前挨拶が行われて、染谷将太さん、戸田恵梨香さん、永瀬正敏さん、斉藤由貴さん、常盤司郎監督が登壇されました。
司会は奥浜レイラさん。
7年間の構想期間を経て、上映にこぎつけたこの作品だからこその質問だったのかな。
直球に役を引き受けた理由と想い出の食べ物の2点が質問があって、すらすらと答えられるテンプレ回答じゃなくて、思い出したり、ひねり出したりして各役者さんたちが言葉を紡いでいたのがよかったなと思いました。
戸田さんに言及すると、役を引き受けた理由はまだ、役者は染谷さんしか決まっていなくて、ちょうどそのころ家族について考えていた時期で、家族がどういうものなのか分からなくなっていたり、家族のことを意外と知らないんだなと思い悩んでいたから、まだ台本を読んでいなかったけれど、話を聞いて役を受けたら答えじゃないけれど、分かっても分からなくてもいいけれど、何かが見えるような気がして受けたと言う言葉が印象に残っています。
あたりまえなのかもしれないけれど、来た役をぽんと受けるんじゃなくて、一度、器になって受け止めてから見えてきそうだなとか、成長できるんじゃないかなとか、自分自身に期待が持てる作品を選んでくれていることが嬉しい。
本当に、役者戸田恵梨香だと思えるし、わたしは役者の戸田さんが何よりも好きだから、そこに偽りもない考えをこういう場やインタビューで応えてくれていることが幸せだと思います。

(以下映画ネタバレを含んだような感想)

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スカーレットが動き出した。

昨日、5日に公式がOPENして、SNSも始まり、いよいよ視聴者側からの動き出した感を感じれて、朝ドラか、朝ドラなんだ。うん、朝ドラ。
と言う気持ちにそわそわしている。

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9月に入っての供給が増えて来たので、本当に毎日をありがたく過ごしたいと思います。

最初の晩餐 プレ

最初の晩餐のプレが中ったので、無事に完成披露試写会に行けることになりました。
プレ先行と名の付くものに一度も中ったことがないので、初めて中ってとても嬉しい。

海外のライターさんが、最初の晩餐の初号試写を見て小津安二郎監督と成瀬巳喜男監督の名をあげていて、日本映画をとてもよくみている方なんだなぁと思ったのですが、その描きつくされた家族映画と言う枠の中で、新しい家族の形が見える映画だと言うレビュー(意訳)がアップされていて、単純に映画としても楽しみなので、幸せです。

あと、個人的に早々に
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と、やりとりが常盤監督と出来たので、そのやりとりを実現できることも善かった。
本当に、楽しみです。