[戸田さん]うわごと
黒須美彦さんの『うわごと』を購入した。
孫の力と言うシニア誌に連載されていた妄想デートがまとめられた本だったのですが、買えてよかった。
黒須さんの妄想は癖なのか、仕事なのか、ひととなり、なのか。
想像するのが楽しい本でした。
シリアルナンバー付1000部限定著書みたいなので、よろしければぜひ。
戸田さんの辿り着いた自然体なお芝居は、手を伸ばせば本当にそこにあるみたいで、彼女の大事な日は、いつだって風が強い日なのかもしれない。
ミチルが5年前で、SPECを終えた後に戸田さんが目標とした自然は、今日、達成されたんだなと、なんとなく思った。
5年間積み上げてきたお芝居を節目じゃなくて、役者戸田恵梨香の新たなスタートとして見せて貰えたんだなと、思いました。
考察はしません。
ただ、今日、受け止めたままの気持ちを吐露すると、戸田さんは尚を生きたんだなと思います。
本当に駆け足で。
走るように、全力で。
彼女はいつも走っていた。
を、体現したんだなと、思います。
夕方からのNHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」の報に心を奪われた一日でした。
戸田さんが会見で仰っていた「撮影はたいへんだろうけれど、そういうぜいたくな時間を楽しみながらしっかりと生きていきたい」と言う言葉が何よりも嬉しくて、わたしは本当に、『俳優 戸田恵梨香』を好きでよかった。
少し前の新聞のインタビューで、
ストイックに自分を高めることばかりを考え、やっている実感がなければ駄目だった内面を、「駆け込み女と駆け出し男」に出演してから、変化したとあって、そういえば演じていると言う言葉を使わなくなったなと思ったんですよね。
演じているがいつ「生きている」に変わったのかは分からないけれど、戸田さんの中で演じることが豊かに感じられるようになった日常の一部でもあるんだろうなと思えて、それが嬉しくてならないです。